一艘の舟も見えないし、家らしいものもないし、……やっぱり南洋のどこかの島にちがいないけれど……ひょっとしたら野蛮人の国かも知れないぜ」
保君はそういって、おそろしそうにあたりを見まわしました。
眼もはるかにズーッとつづくでこぼこの岩と砂の海岸に、舟はもちろん、人の姿も動物の姿も見えず、まるで死にたえたように静まりかえっている様子が、何となくただならぬ感じです。
一艘の舟も見えないし、家らしいものもないし、……やっぱり南洋のどこかの島にちがいないけれど……ひょっとしたら野蛮人の国かも知れないぜ」
保君はそういって、おそろしそうにあたりを見まわしました。
眼もはるかにズーッとつづくでこぼこの岩と砂の海岸に、舟はもちろん、人の姿も動物の姿も見えず、まるで死にたえたように静まりかえっている様子が、何となくただならぬ感じです。