少年たちは、相手を安心させるために、ニコニコ笑いながら、そこに近づき、グッタリと倒れている子供をだき起してさまざまに介抱してやりました。
そして、やっと正気を取りもどし、ビックリした顔で、キョロキョロあたりを見まわしている子供を、だきかかえて、「サア、君の子供を受取りなさい」というように、ニコニコしながら、女の方へ近よって行きますと、女はいきなり地面にひれふして、何かわけのわからないことをいいながら、まるで神様にでも礼拝するように、少年たちをおがむのでした。
無智な土人の女にも、少年たちが我が子の命の親であることは、よくわかっていたのです。