そして、やっと正気を取りもどし、ビックリした顔で、キョロキョロあたりを見まわしている子供を、だきかかえて、「サア、君の子供を受取りなさい」というように、ニコニコしながら、女の方へ近よって行きますと、女はいきなり地面にひれふして、何かわけのわからないことをいいながら、まるで神様にでも礼拝するように、少年たちをおがむのでした。
無智な土人の女にも、少年たちが我が子の命の親であることは、よくわかっていたのです。
その上、死んでしまったのかと思っていた子供を、生きかえらせてもらったのですから、少年たちを神様のように思うのもむりではありません。