それから、王様があたりを見まわして、おごそかに、何かいいますと、いならぶ臣下たちは、一人のこらず床にひざまずいて、三人の少年に向かって、例の神様をおがむような恰好をして、しばらくは頭を上げるものもありませんでした。
その時は、少年たちは狐にばかされたような気持で、何が何だかわかりませんでしたが、あとになって、この土人の国の言葉がわかるようになってから、聞いたところによりますと、王様をはじめ武士達に、三人がこれほどの驚きをあたえ、尊敬をうけたのには、もっともなわけがあったのです。
その一つは、一郎君が何か棒のようなものの先から、火と煙を出して、まるで魔法のように鰐をうち殺したことです。