その時は、少年たちは狐にばかされたような気持で、何が何だかわかりませんでしたが、あとになって、この土人の国の言葉がわかるようになってから、聞いたところによりますと、王様をはじめ武士達に、三人がこれほどの驚きをあたえ、尊敬をうけたのには、もっともなわけがあったのです。
その一つは、一郎君が何か棒のようなものの先から、火と煙を出して、まるで魔法のように鰐をうち殺したことです。
この土人の国には、まだ銃というものがなかったので、そういう魔法を使う一郎君たちは、神様のようにえらい人としか考えられなかったのです。