あの子供を助けた湖水のように広い川は、川下の方で細くなって、それが高い岩山と岩山の間をぬって、はるか山脈のむこうがわへ流れているのですが、その川下のごく近い所に、広い土地があって、そこでたくさんの果物や穀物などがとれることもわかりました。
あとで聞いたところによりますと、そのはるか川下の、山のむこうには、人食人種の大きな部落があって、その野蛮人が、この国の穀物や黄金をうばい取ろうとして、時々攻めのぼって来るので、それをふせぐために、強い軍隊が必要となり、武術をみがくことが盛んになって、王様をはじめ武士たちが、鎧や兜に身をかためているというわけでした。
さて、一通り国内の見物がおわりますと、三人は宮殿の中の一室をあてがわれ、いつの間にこしらえたのか、皆と同じような黄金の兜と鎧とサンダルまで、ちゃんと用意してあって、三人はそれを身につけることになりました。