彼は私の知る限りに於いて、肉体的にも精神的にも、最も高貴な感じの美青年であり、私の方では決して彼に妙な愛着を感じている訳ではないけれど、彼の気難しい撰択に適ったかと思うと、少くとも私は私の外形について聊かの自信を持ち得る様に感じることもあったのである。
だが、私と諸戸との関係については、後に屡々述べる機会があるであろう。
それは兎も角、木崎初代との、あの場末のホテルに於ての最初の夜は、今も猶私の忘れ兼ねる所のものであった。
彼は私の知る限りに於いて、肉体的にも精神的にも、最も高貴な感じの美青年であり、私の方では決して彼に妙な愛着を感じている訳ではないけれど、彼の気難しい撰択に適ったかと思うと、少くとも私は私の外形について聊かの自信を持ち得る様に感じることもあったのである。
だが、私と諸戸との関係については、後に屡々述べる機会があるであろう。
それは兎も角、木崎初代との、あの場末のホテルに於ての最初の夜は、今も猶私の忘れ兼ねる所のものであった。