お前は汽船待合所の、薄暗い片隅に、手に小さな風呂敷包を持って、めそめそと泣いていたっけ。
あとで、風呂敷包みを開けて見ると、中から多分お前の先祖のであろう、一冊の系図書と、一枚の書つけとが出て来て、その書きつけで初代というお前の名も、その時丁度お前が三つであったことも分ったのだよ。
でもね、私達には子供がなかったので、神様から授った本当の娘だと思って、警察の手続もすませ、立派にお前を貰って来て、私達はたんせいをこらしたのさ。
お前は汽船待合所の、薄暗い片隅に、手に小さな風呂敷包を持って、めそめそと泣いていたっけ。
あとで、風呂敷包みを開けて見ると、中から多分お前の先祖のであろう、一冊の系図書と、一枚の書つけとが出て来て、その書きつけで初代というお前の名も、その時丁度お前が三つであったことも分ったのだよ。
でもね、私達には子供がなかったので、神様から授った本当の娘だと思って、警察の手続もすませ、立派にお前を貰って来て、私達はたんせいをこらしたのさ。