江戸川乱歩 『孤島の鬼』 六畳の奥の間に、初代はもう仏になって横わっていた。 全身に白い布が覆われ、その前に白布をかけた机を据えて、小さな蝋燭と線香が立ててあった。 一度逢ったことのある、小柄な彼女の母親が、仏の枕元に泣き伏していた。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア