布団がまくれて、仰臥した初代の胸が真赤に染まり、そこに小さな白鞘の短刀が突立ったままになっていた。
格闘の跡もなく、さしたる苦悶の表情もなく、初代は一寸暑いので、布団から乗出したという恰好で、静かに死んでいた。
曲者の手練が、たった一突きで心臓を抉ったので、殆ど苦痛を訴える隙もなかったのであろう。
布団がまくれて、仰臥した初代の胸が真赤に染まり、そこに小さな白鞘の短刀が突立ったままになっていた。
格闘の跡もなく、さしたる苦悶の表情もなく、初代は一寸暑いので、布団から乗出したという恰好で、静かに死んでいた。
曲者の手練が、たった一突きで心臓を抉ったので、殆ど苦痛を訴える隙もなかったのであろう。