丸く平べったい、掌位の小罐であったが、非常に綺麗に装飾がしてあって、私は、中味よりも罐が気に入って、それを選んだ程であった。
初代の死体の枕元に、銀紙が散らばっていたというのだから、彼女は昨夜、寝ながら、その幾つかをたべたものに相違ない。
人を殺した賊が、危急な場合、何の余裕があって、又何の物好きから、そんな下らない、お金にして一円足らずのお菓子などを、持って行ったのであろうか。
丸く平べったい、掌位の小罐であったが、非常に綺麗に装飾がしてあって、私は、中味よりも罐が気に入って、それを選んだ程であった。
初代の死体の枕元に、銀紙が散らばっていたというのだから、彼女は昨夜、寝ながら、その幾つかをたべたものに相違ない。
人を殺した賊が、危急な場合、何の余裕があって、又何の物好きから、そんな下らない、お金にして一円足らずのお菓子などを、持って行ったのであろうか。