私は十九の年に父親を、その翌年に一人の妹をなくしたが、生来柔弱な質の私は、その時も随分悲しんだけれど、でも、初代の場合とは比べものにはならぬ。
恋は妙なものだ。
世に比いなき喜びを与えてもくれる代りには、又人の世の一番大きな悲しみを伴って来る場合もあるのだ。
私は十九の年に父親を、その翌年に一人の妹をなくしたが、生来柔弱な質の私は、その時も随分悲しんだけれど、でも、初代の場合とは比べものにはならぬ。
恋は妙なものだ。
世に比いなき喜びを与えてもくれる代りには、又人の世の一番大きな悲しみを伴って来る場合もあるのだ。