私達が格子戸を開けて入ろうとすると、出会頭に、中から意外な人物が出て来た。
私とその男とは、非常な気拙い思いで、ぶつかった目をそらす事も出来ず、暫く無言で睨み合っていた。
それは、求婚者であったに拘らず、初代の在世中には、一度も木崎家を訪れなかった諸戸道雄が、何故かその日になって、悔みの挨拶に来ているのだった。
私達が格子戸を開けて入ろうとすると、出会頭に、中から意外な人物が出て来た。
私とその男とは、非常な気拙い思いで、ぶつかった目をそらす事も出来ず、暫く無言で睨み合っていた。
それは、求婚者であったに拘らず、初代の在世中には、一度も木崎家を訪れなかった諸戸道雄が、何故かその日になって、悔みの挨拶に来ているのだった。