江戸川乱歩 『孤島の鬼』 くすんだ黄色い地に、銀の細線で囲まれた黒っぽい沢山の蝶が、乱れとんでいる、高さ三尺位の一寸大きな花瓶であった。 「どこから出たもんなんです」 「何ね、仲間から引受けたものですが、出は、何でもある実業家の破産処分品だって云いましたよ」 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア