江戸川乱歩 『孤島の鬼』 空は底知れぬ紺青に晴れ渡り、海は畳の様に静かだった。 飛込台からは、うららかな掛声と共に、次々と美しい肉団が、空中に弧を描いていた。 砂浜はギラギラと光り、陸に海に喜戯する数多の群衆は、晴々とした初夏の太陽を受けて、明るく、華やかに輝いて見えた。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア