諸戸が口をつぐむと、俄にシーンとしてしまった。
比較的賑かな所に住みなれた私には、その部屋が異様な別世界みたいに思われ、暑いので窓は少しずつ開けてあったけれど、風が全くないので、外の闇夜が、何か真黒な、厚さの知れぬ壁の様に感じられるのであった。
私は問題の花瓶に目を注いだ。
諸戸が口をつぐむと、俄にシーンとしてしまった。
比較的賑かな所に住みなれた私には、その部屋が異様な別世界みたいに思われ、暑いので窓は少しずつ開けてあったけれど、風が全くないので、外の闇夜が、何か真黒な、厚さの知れぬ壁の様に感じられるのであった。
私は問題の花瓶に目を注いだ。