江戸川乱歩 『孤島の鬼』 私はふと、それに気附いた。 先に初代から受取った時には、確かに完全な表紙だったのが、苦心をしてはがした様に、表面の古風な織物と、芯の厚紙とが別々になって、めくって見ると、織物の裏打ちをした何かの反古の、黒々とした文字さえ現われて来た。 「そうだね。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア