だが、この不思議な記録こそ、私の物語の中心をなす所の、ある重大な事実を語るものなのだから、読者には我慢をしても読んで貰わねばならぬ。
それは一種異様な告白文であって、細い鉛筆書きの、仮名や当て字沢山の、ひどい田舎訛りのある、文章そのものが、已に一種異様な感じを与えるものであったが、読者の読み易い為に、文章に手を入れて訛りを東京言葉に直し、仮名や当て字は、正しい漢字に書き換えて、写して置いた。
文中の括弧や句読点も全部私が書入れたものである。
だが、この不思議な記録こそ、私の物語の中心をなす所の、ある重大な事実を語るものなのだから、読者には我慢をしても読んで貰わねばならぬ。
それは一種異様な告白文であって、細い鉛筆書きの、仮名や当て字沢山の、ひどい田舎訛りのある、文章そのものが、已に一種異様な感じを与えるものであったが、読者の読み易い為に、文章に手を入れて訛りを東京言葉に直し、仮名や当て字は、正しい漢字に書き換えて、写して置いた。
文中の括弧や句読点も全部私が書入れたものである。