外のことは少しも教えて下さいませなんだ。
土蔵の外へ出たい心は、秀ちゃんも吉ちゃんも同じでしたが、土蔵の厚い壁の様な戸を、手が痛くなる程叩いたり、助八さんやおとしさんの出る時に、一しょに出るといって、あばれ廻るのは、いつでも吉ちゃんの方でした。
そうすると、助八さんは、吉ちゃんの頬をひどく叩いて、私を柱にしばりつけてしまいました。
外のことは少しも教えて下さいませなんだ。
土蔵の外へ出たい心は、秀ちゃんも吉ちゃんも同じでしたが、土蔵の厚い壁の様な戸を、手が痛くなる程叩いたり、助八さんやおとしさんの出る時に、一しょに出るといって、あばれ廻るのは、いつでも吉ちゃんの方でした。
そうすると、助八さんは、吉ちゃんの頬をひどく叩いて、私を柱にしばりつけてしまいました。