お前は大丈夫だと思うけど、若しお父つぁんに知れたら、俺はひどい目に合わされるからね。
又箱ん中へ入れられてしまうからね」
箱の中と聞いて、北川氏は現代の一種の拷問具とも云うべき、ある箱のことを聯想したが、それは同氏の思違いで、一寸法師の所謂「箱」というのは、そんな拷問道具なんかより幾層倍も恐ろしい代物であったことが、あとで分った。
お前は大丈夫だと思うけど、若しお父つぁんに知れたら、俺はひどい目に合わされるからね。
又箱ん中へ入れられてしまうからね」
箱の中と聞いて、北川氏は現代の一種の拷問具とも云うべき、ある箱のことを聯想したが、それは同氏の思違いで、一寸法師の所謂「箱」というのは、そんな拷問道具なんかより幾層倍も恐ろしい代物であったことが、あとで分った。