途中別段のこともなく、私達は七月三十一日の昼頃、中継ぎのK港に上陸した。
桟橋は即ち魚市場の荷上所で、魚形水雷みたいな鰹だとか、腸の飛び出した、腐りかかった鮫だとかが、ゴロゴロと転り、磯の香と腐肉の臭がムッと鼻をついた。
桟橋を上った所に、旅館料理と看板を出した、店先に紙障子の目立つ様な、汚らしい家がある。
途中別段のこともなく、私達は七月三十一日の昼頃、中継ぎのK港に上陸した。
桟橋は即ち魚市場の荷上所で、魚形水雷みたいな鰹だとか、腸の飛び出した、腐りかかった鮫だとかが、ゴロゴロと転り、磯の香と腐肉の臭がムッと鼻をついた。
桟橋を上った所に、旅館料理と看板を出した、店先に紙障子の目立つ様な、汚らしい家がある。