桟橋は即ち魚市場の荷上所で、魚形水雷みたいな鰹だとか、腸の飛び出した、腐りかかった鮫だとかが、ゴロゴロと転り、磯の香と腐肉の臭がムッと鼻をついた。
桟橋を上った所に、旅館料理と看板を出した、店先に紙障子の目立つ様な、汚らしい家がある。
私達はとりあえずそこへ這入って、材料丈けは新鮮な、鰹のさしみで昼食をやりながら、女房をとらえて、渡舟の世話を頼んだり、岩屋島の様子を尋ねたりした。
桟橋は即ち魚市場の荷上所で、魚形水雷みたいな鰹だとか、腸の飛び出した、腐りかかった鮫だとかが、ゴロゴロと転り、磯の香と腐肉の臭がムッと鼻をついた。
桟橋を上った所に、旅館料理と看板を出した、店先に紙障子の目立つ様な、汚らしい家がある。
私達はとりあえずそこへ這入って、材料丈けは新鮮な、鰹のさしみで昼食をやりながら、女房をとらえて、渡舟の世話を頼んだり、岩屋島の様子を尋ねたりした。