江戸川乱歩 『孤島の鬼』 それから賃銭の交渉をして、サアお乗りなさいと用意が出来るまでには、気の長い田舎のことで、小一時間もかかった。 舟はチョロと称する小さい釣舟で、二人乗るのがやっとであった。 「こんな舟で大丈夫か」と念を押すと、老漁夫は「気遣いない」と云って笑った。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア