江戸川乱歩 『孤島の鬼』 いつか初代さんが話した、赤ちゃんのお守りをして遊んでいたというのは、この辺ではないかしらと思って、私は妙な気持になった。 その時分には、もう島全体が夕闇に包まれて、諸戸屋敷の土蔵の白壁が、段々鼠色にかすんで行くのだった。 何とも云えぬ淋しさだ。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア