江戸川乱歩 『孤島の鬼』 塀の中や土蔵の窓から人声でも洩れはせぬかと聞き耳を立てた。 夕闇の中に、蔵の窓は、ポッカリと黒い口を開けて、黙りこんでいる。 遠くの波打際から響いて来る単調な波の音の外には何の物音もない。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア