ただ今日の出来事でハッキリしたのは、私達が嘗つて東京の神田の西洋料理店の二階へ隠して置いた、暗号文と双生児の日記帳とを盗んだ奴は、当時想像した通り、やっぱり怪老人丈五郎であったということである。
そうでなければ、彼が鬼瓦をはずした意味を解くことが出来ない。
彼はそれまでは、庭を掘り返したりして、無闇に諸戸屋敷を屋探ししていたのだが、暗号文を手に入れると、一生懸命にその意味を研究して、遂に「巽の鬼」が土蔵の鬼瓦に一致することを発見したものに相違ない。
ただ今日の出来事でハッキリしたのは、私達が嘗つて東京の神田の西洋料理店の二階へ隠して置いた、暗号文と双生児の日記帳とを盗んだ奴は、当時想像した通り、やっぱり怪老人丈五郎であったということである。
そうでなければ、彼が鬼瓦をはずした意味を解くことが出来ない。
彼はそれまでは、庭を掘り返したりして、無闇に諸戸屋敷を屋探ししていたのだが、暗号文を手に入れると、一生懸命にその意味を研究して、遂に「巽の鬼」が土蔵の鬼瓦に一致することを発見したものに相違ない。