江戸川乱歩 『孤島の鬼』 何とも底知れぬ静寂の中に、ただジリジリと夏の日が輝いていた。 クラクラと眩暈がしそうになるのを、こらえこらえして、じっと土蔵の窓を見つめていると、とうとう合図があった。 鉄棒の間から、腕が出て、二三度ヒラヒラと上下するのが見えた。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア