それから足の下へころがった品は、これが又妙なもので、医者の使うガラス製の注射器でありました。
その時の、河野の慌て様といったらありませんでした。
ハッと赤くなり、次ぎの瞬間には真青になって、大急ぎで落ちたものを拾い込み、鞄の蓋を閉じると、腰かけの下へ押込んでしまいました。
それから足の下へころがった品は、これが又妙なもので、医者の使うガラス製の注射器でありました。
その時の、河野の慌て様といったらありませんでした。
ハッと赤くなり、次ぎの瞬間には真青になって、大急ぎで落ちたものを拾い込み、鞄の蓋を閉じると、腰かけの下へ押込んでしまいました。