「それからあとは、君も大概御承知の通りです。
幸トランクの男が、想像に違わず何かの犯罪者であったと見え、夜の内に姿をくらまし、あれほど探しても行方が分らないものですから、僕のお芝居が一層本当らしく見え、被害者長吉、加害者トランクの男と極めてしまって、警察を初め少しも疑う者がないのです。
しかし、事件の発頭人である僕にしては、騒ぎが大きくなればなるほど、もう心配でしようがありません。
「それからあとは、君も大概御承知の通りです。
幸トランクの男が、想像に違わず何かの犯罪者であったと見え、夜の内に姿をくらまし、あれほど探しても行方が分らないものですから、僕のお芝居が一層本当らしく見え、被害者長吉、加害者トランクの男と極めてしまって、警察を初め少しも疑う者がないのです。
しかし、事件の発頭人である僕にしては、騒ぎが大きくなればなるほど、もう心配でしようがありません。