ところが、四五日以前、警察の大がかりなトランク捜索がはじまる頃には三造も自分の所業に恐れを抱きはじめました。
そして、その唯一の証拠品であるトランクを、風呂竈で焼くことを思いつきました。
人の寐静まった頃を見はからい、トランクをこわしては、少しずつ焼き捨てて行くのです。
ところが、四五日以前、警察の大がかりなトランク捜索がはじまる頃には三造も自分の所業に恐れを抱きはじめました。
そして、その唯一の証拠品であるトランクを、風呂竈で焼くことを思いつきました。
人の寐静まった頃を見はからい、トランクをこわしては、少しずつ焼き捨てて行くのです。