江戸川乱歩 『一寸法師』 男はキョロキョロと四辺を見廻してから、一枚の紙片を遠くの常夜燈に透して見せた。 「じゃあ貰いましょう」 紋三はそんなものを欲しいわけではなかったけれど、フと物好きな出来心から五十銭銀貨とその紙片とを交換した、そしてまた歩き出した。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア