江戸川乱歩 『一寸法師』 紋三は不規則な石段を上って、ある岡の上に出た。 まばらな木立に囲まれた十坪程の平らな部分に、三四脚のベンチが並んで、そこにポッツリポッツリと銅像か何かの様に、三人の無言の休息者が点在していた。 時々赤く煙草の火が光るばかりで、だれも動かなかった。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア