紋三は大急ぎで、元の道を引返し、杉垣の破れから寺の裏手をのぞいて見た。
すると、墓地の向側に庫裏らしい建物があって、今丁度そこの入口を開いて、たれかが中へはいるところであった。
その時、戸の隙間から漏れる光に照しだされた人影は、疑いもなく不恰好な一寸法師に相違なかった。
紋三は大急ぎで、元の道を引返し、杉垣の破れから寺の裏手をのぞいて見た。
すると、墓地の向側に庫裏らしい建物があって、今丁度そこの入口を開いて、たれかが中へはいるところであった。
その時、戸の隙間から漏れる光に照しだされた人影は、疑いもなく不恰好な一寸法師に相違なかった。