江戸川乱歩 『一寸法師』 お寺の真暗な庫裏の前に立って、中の様子をうかがっている内に、段々興奮がさめて行った。 真夜中の冷気が身にしみる様だった。 遠くの街燈の逆光線を受けて、真黒く立並んでいる大小様々の石塔が、魔物の群集かと見えた。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア