江戸川乱歩 『一寸法師』 また彼は、今日一張羅の洋服を着て出たことを仕合せに思った。 「これなれば、夫人を恥かしがらせないで済むだろう。 いや夫人の服装と丁度釣合が取れてさえいるかも知れない」彼は一歩遅れて夫人の美しい後姿を眺めながら、そんなことばかり考えていた。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア