江戸川乱歩 『一寸法師』 草色の絹をかぶせた電燈が、部屋を一層陰気に見せていた。 夫人は主人に薬を勧めたり、部屋を乾燥させない為に枕頭の火鉢にふたをとったままかけてある、銀瓶に水を差したりしてから、大五郎氏の顔色を読む様にして、 「私一寸片町までまいりたいのでございますが」 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア