幸い家の傍に細い路地があって、それが家の裏口の所で行詰りになっていたので、その路地の入口に見張っていれば、仮令彼等が裏口から抜け出しても、見逃すことはなかった。
紋三は、暗い路地の中に身をひそめて、根気よく立番をしていた。
こんな風に自動車の助手に化けたり、暗の中で不思議な人物の見張りをしたりすることが、彼をいくらか得意な気持にさえした。
幸い家の傍に細い路地があって、それが家の裏口の所で行詰りになっていたので、その路地の入口に見張っていれば、仮令彼等が裏口から抜け出しても、見逃すことはなかった。
紋三は、暗い路地の中に身をひそめて、根気よく立番をしていた。
こんな風に自動車の助手に化けたり、暗の中で不思議な人物の見張りをしたりすることが、彼をいくらか得意な気持にさえした。