奇怪な犯罪事件の渦中にまき込まれて、素人探偵を気取ることも、子供らしい彼には随分面白かったが、それよりも、今までは、何か段違いの相手の様な気がして、口を利くことさえ憚られた山野夫人が、思いもかけず、くだけた調子で彼に接近して来たことが、何よりもうれしかった。
彼は三千子のことをかこつけに、機会さえあれば山野家を訪れ、夫人の身辺につきまとった。
そして、遂には夫人の秘密を握ることが出来た。
奇怪な犯罪事件の渦中にまき込まれて、素人探偵を気取ることも、子供らしい彼には随分面白かったが、それよりも、今までは、何か段違いの相手の様な気がして、口を利くことさえ憚られた山野夫人が、思いもかけず、くだけた調子で彼に接近して来たことが、何よりもうれしかった。
彼は三千子のことをかこつけに、機会さえあれば山野家を訪れ、夫人の身辺につきまとった。
そして、遂には夫人の秘密を握ることが出来た。