江戸川乱歩 『一寸法師』 薄気味の悪い静けさだった。 やがて、かすかにかすかに物のきしる音が聞え始めた。 それがほとんど十分間も絶えては続き、絶えては続きしていたが、五重の塔の大きな扉がそろそろと開いて、その真黒な口の中から、二人の青年が忍び出た。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア