江戸川乱歩 『一寸法師』 塔の縁の下に紺の背広を着た一人の男が、最前からじっと彼等の様子をうかがっていた。 「オオ、兄貴、このごろ暫く顔を見せなかったが又どっか荒し廻ってたんじゃねえのか」 巡査の跫音が遠ざかるのを待って、こもが話しかけた。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア