江戸川乱歩 『一寸法師』 風のない為に焔が殆ど垂直に立昇り、火の粉は見物共の頭上に落ちて来た。 真赤な渦巻の中を縞の様にポンプの水が昇った。 ホースを漏れる水の為に、雨降り挙句の様な泥道を、右往左往する消防夫達に混って、狂喜の一寸法師がチョコチョコと走り廻った。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア