明智は暗の中で紋三の腕を握って合図をすると、板ばりの一部に手をかけて音のしない様に引外した。
ポッカリと四角な穴が開いて、薄い光が差して来た。
紋三はいきなり顔を合せるのかと思い、ハッと身構えをしたが、穴の向うには幾つも行李が積んであって、まだ相手の姿は見えなかった。
明智は暗の中で紋三の腕を握って合図をすると、板ばりの一部に手をかけて音のしない様に引外した。
ポッカリと四角な穴が開いて、薄い光が差して来た。
紋三はいきなり顔を合せるのかと思い、ハッと身構えをしたが、穴の向うには幾つも行李が積んであって、まだ相手の姿は見えなかった。