江戸川乱歩 『一寸法師』 よく見れば細かく肩をふるわせて泣き入っていた。 襟が乱れて乳色の首筋が背中の方までむき出しになり、その上を夥しいおくれ毛が這廻っている。 屋根の上の騒ぎも段々遠ざかり、階下の老婆はどうしたのか姿を見せず、そのさ中に、異様な静寂が来た。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア