第五は運転手の蕗屋が、事件の翌日国へ帰ったためにやや疑われておりますが、彼は三千子の恋人で、彼の方で三千子を嫌っていた様子もなく、一寸殺人の動機がありません。
のみならず、私はこの男の所在をも突止め、彼が犯人でないことを確めることが出来たのです。
つまり五人の嫌疑者の内には一人も真犯人のいないことが分ったのであります」
第五は運転手の蕗屋が、事件の翌日国へ帰ったためにやや疑われておりますが、彼は三千子の恋人で、彼の方で三千子を嫌っていた様子もなく、一寸殺人の動機がありません。
のみならず、私はこの男の所在をも突止め、彼が犯人でないことを確めることが出来たのです。
つまり五人の嫌疑者の内には一人も真犯人のいないことが分ったのであります」