神谷芳雄は、その翌日から一週間、風を引いて熱を出して寝込んでしまった。
怪物を尾行して夜ふけの寒い風に当たったためでもあったが、一つには、あのあやしい燐光に射られ、物の怪の魔気を感じたせいであったかもしれない。
会社を休んでしまったほどだから、むろんカフェ・アフロディテをおとずれることもできず、そのあいだに弘子の身の上にどのようなことが起こっているのか、少しも知らなかったが、やっと起きられるようになって、久し振りの弘子のえがおを楽しみに、カフェへ行ってみると、意外なことが起こっていた。
神谷芳雄は、その翌日から一週間、風を引いて熱を出して寝込んでしまった。
怪物を尾行して夜ふけの寒い風に当たったためでもあったが、一つには、あのあやしい燐光に射られ、物の怪の魔気を感じたせいであったかもしれない。
会社を休んでしまったほどだから、むろんカフェ・アフロディテをおとずれることもできず、そのあいだに弘子の身の上にどのようなことが起こっているのか、少しも知らなかったが、やっと起きられるようになって、久し振りの弘子のえがおを楽しみに、カフェへ行ってみると、意外なことが起こっていた。