江戸川乱歩 『人間豹』 神谷は、煉瓦塀のまわりを一巡してみるつもりで、ジメジメした落葉を、気味わるく踏みながら歩き出したが、ちょうど建物の裏手まで来た時、突然、妙な物音を耳にして、ギョッと立ちどまった。 それは物音というよりは、物の声であった。 だが、人間のではない。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア