江戸川乱歩 『人間豹』 虫の音ほどのすすり泣きが聞こえはじめた。 そして、徐々に徐々にその声が高まり、しまいには、彼は身もだえをして、小児のように泣きわめくのであった。 いつの間にか夕闇があたりをこめ、たださえ暗い密室は文目もわかぬ闇となっていた。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア