江戸川乱歩 『人間豹』 そして、草むらのざわめくのも、風ではなくて、蛇のように這い寄る獣人の姿かと疑われ、果ては、見渡す限り、闇の草むらのここにも、あすこにも、無数の蛇のようにギラギラ光る燐光の幻さえ浮かんでくるのであった。 彼は走った。 無我夢中で走りつづけた。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア