咽はカラカラに干からびて、舌が石のように干し固まり、心臓は咽のあたりまで飛び上がってくるかと感じられた。
道であろうと、なかろうと、方角さえもわからず、ただ走りに走って、しかし、ついに街道に出た。
まばらに立ち並ぶ街燈、並木のあいだにチラチラ見える一軒家、その駄菓子屋らしい藁葺きの一軒家までたどりつくと、彼はいきなりガタピシと障子をあけて、そこの土間へのめりこんだ。
咽はカラカラに干からびて、舌が石のように干し固まり、心臓は咽のあたりまで飛び上がってくるかと感じられた。
道であろうと、なかろうと、方角さえもわからず、ただ走りに走って、しかし、ついに街道に出た。
まばらに立ち並ぶ街燈、並木のあいだにチラチラ見える一軒家、その駄菓子屋らしい藁葺きの一軒家までたどりつくと、彼はいきなりガタピシと障子をあけて、そこの土間へのめりこんだ。