江戸川乱歩 『人間豹』 猛獣はその可憐な餌食とたった二人で、さいぜんからずっと、この仏像の体内に潜んでいたのに違いない。 道具方と鳶の者は、相手があまりに落ちつきはらっているので、無気味さに、手出しもできず立ちすくんでいた。 長いあいだ無言の睨み合いがつづいた。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア